連携力のなさに

今週末は、東京で日本自殺予防学会総会が開催されます。


参加するつもりでしたが、都合がつかずに不参加となりました。


一般演題に採択されましたが残念なことです。


採択された内容は、震災に於ける自殺の社会的背景について書いてみました。


震災に起因する自殺には様々な問題が挙げられてきますが、


その取組みに対して基本的に感じたことの一つを書きました。


今回の広域的な自然災害が発生した場合に対して、


「平時に於ける対応」と「有事に於ける対応」とが考えられますが、


当然、今回の対応については後者のほうになると考えます。


しかし、現状の自殺予防については、


平時の時の対応とあまり変わらないように感じてしまいますね。


もちろん、マンパワーが不足していることは言うまでもありませんが?


想定されることは解っています。


それでも対応ができていないということは、


やはり、問題意識が感じられないといわれても仕方がないですね。


特に震災関連に関する自殺予防対策というものは、


復興との距離を感じてしまいますね。


平時でも自殺の3万人時代が14年間続いています。


それに震災が加われば、当然リスクの高い人は増えてくるでしょう。


自殺対策基本法から6年が経過しても、


その取り組みの成果はと考えると・・・


いささか問題であるとしかいえませんね。


包括的に取組む組織が弱いのか、


組織があっても連携ができないのか、


もっと、各々が連携して問題解決を考えていただきたいですね。


       カウンセリングルームENDO (カウンセリング神戸)

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